人事制度・成果主義は 小さな会社ほど効果的です

 「うちもそろそろ、成果主義を取り入れようか〜、仕事の貢献度の応じて賃金を変えたい」「従業員のやる気を引き出すににはどないしたらエエンヤロ?」『何べん同じ事言わせんねん!!」
 こんなことを思って書店で人事制度や賃金制度の本を捜されたことのある社長さん、意外と多いのではないでしょうか?でも、中を見られてどうでした?
 専門用語の羅列ばかりで、ひどく難しく感じられたと思います。
 実は書店にずらりと並べてある本は大企業や中小企業向けの本ばかりなのです。我々が普段関与させていただいている、従業員さんが数名から数十人規模の小さな会社向けの本ではないんです。
 だからと言って、小さな会社に人事制度を取り入れることができないかと言うとそうではありません。
 人事制度は逆に小さな会社ほど効果的です。専門用語も全く関係ありませんし、難しくもありません。
なぜなら、人事制度の根本は
    「社長の思いを形にする」
たったこれだけのことだからです。

 普通コンサル会社さんに人事制度や賃金設計の依頼をされると、まず従業員の中から数人を選び、プロジェクトチームを作ることから始まります。その費用も数百万円から一千万円が相場です。
 私もそのような伝統的?な人事制度のコンサルをしていたこともありますが、、導入に時間がかかり、内容も複雑で結局小さな会社には運用しにくいのでは?と、最近思うように
なりました。
大企業と小規模な会社との大きな違いは
 「社長さんと従業員さんのレベルに差がありすぎる!!」これが一番のポイントです!!
 社長さんはなぜ、社長になろとしました?サラリーマンやってるより、起業した方が自分の能力が発揮できると思われたからではないですか?社長になる人は勤め人時代も飛びぬけて優秀だった人ばかりなんです。
 それに引き換え従業員さんはどうでしょう? 履歴書の職歴、あまりに多くはありませんか?「なんでこんな事もわからへんのや!!」と、従業員さんについつい怒鳴ってしまった・・こんな事もあったかもしれませんね。
 通常大企業は学卒者を一斉に採り、自社の研修センターに3ヶ月も半年も送り込んで、社会人としてのマナーを徹底的に叩き込んでから、現場に送り出します。
 そんなこと、小さな会社で真似ができるでしょうか?「研修に行かせるヒマがあったら募集なんかせえへんわ。すぐに戦力として働いてもらわんと!!そんなお金も時間もあるかいな・・・会社はは学校とちゃうで〜」おそらくどの社長さんもおっしゃることと思います。
 社会人として何の教育も受けておらず、転職を繰り返してばかりいる従業員さんと、サラリーマンでは飽き足らず、起業した社長さん・・・考えて見てください。両者の間にどれだけ大きなギャップがあるか・・・

 「何べん言うても言うこと聞かへん」「やる気のある奴がおらん・・」「話が通じひん・・」こんなお話しを、本当によくお聞きします。
 これは社長と従業員のレベルがあまりに違いすぎるからです。ですから社長の話が通じないのです。社長が「当たり前」だと思っていることが従業員さんにとっては当たり前ではないんです。

人事制度の根本は、社長の思いを形にすることです。形にすると言う事は
「どんなことをどれだけして欲しいのか」
 「それが賃金とどうリンクするのか」
それを一人一人にわかりやすく伝え、社長と従業員のギャップを無くすことです。
ギャップをなくして、「社長は自分達にこんなことを望んでるんやな」「こんな仕事ができるようになったら、給与や賞与はこうなるんか・・」と明確にし、結果会社が高い業績を上げること、それが人事制度の目的なんです。
ですから、プロジェクトチームは作りません。
社長と私と二人で人事制度を作り上げます。」「社長がすべて」の考えに立って作るのです。まず、社長の愚痴をお聞きすることから始まります。愚痴をぶちまけていただければ、半分はできたと同じ。あとはそれを元に評価項目を作り、最終的に賃金とリンクさせると言う、いたってシンプルかつわかりやすい人事制度です。
短期間で作ることができるため、費用も少なくて済みます。

この方法で人事制度を取り入れると、社長の考えていることがわかるだけでなく、従業員さん全員が社長と同じ方向を向くようになります。賃金については、本人の成績だけでなく、会社全体の業績もリンクさせるため、「自分のことだけでなく、会社全体の事」を考える従業員さんが増えます。
ぜひ、「社長の思いを形にする人事制度」を取り入れて、
会社の業績をアップさせてください。


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